扇谷開登wiki風プロフィール紹介!消防士×上腕51cmの怪物ビルダーの軌跡を徹底解説

「消防士なのに、上腕51cm?」

ボクが扇谷開登選手を初めて知ったのは、YouTubeで日本選手権の動画を見ていたときでした。

「なんだあの腕は」——再生を止めて名前を検索したのを今でも覚えています。

普通の仕事をしながら「体を変えたい」と思ってジムに通っている方は多いと思います。

でも仕事が忙しくなると、どうしてもトレーニングが後回しになってしまいますよね。

そんなとき、消防士という24時間勤務の激務をこなしながら日本一になった男の存在は、言い訳をすること自体を恥ずかしくさせてくれます。

2025年の日本選手権では審査員全員から1位票という完全優勝を達成。

ボディビル転向からわずか2年でのミスター日本制覇は、日本ボディビル史でも異例中の異例。

この記事では、扇谷選手のプロフィール・大会実績から、「超高密度トレーニング」の中身・米5合・肉1kgという食事法・消防士との両立方法まで、徹底的に深掘りして解説します。

この記事でわかること
  • 扇谷開登のプロフィール(年齢・身長・体重)
  • フィジーク〜ボディビル転向の経緯と大会実績
  • 消防士との両立方法
  • 超高密度トレーニングの中身
  • 食事法・SNS情報
目次

扇谷開登とは?まず基本プロフィールをチェック

「扇谷開登って結局どんな人?」というところから始めましょう。

ひと言で言うなら、消防士という激務をこなしながら、ボディビルデビュー1年目で日本選手権4位・2年目で審査員全員から1位票という完全優勝を果たした規格外のボディビルダーです。

「バルクモンスター」「歩くテストステロン」と称される異次元の肉体と、「迷ったらキツいほうを選べ」という一貫した信条を持つ選手です。

まずは基本データを確認しましょう。

プロフィール一覧

項目内容
氏名扇谷開登(おうぎたに かいと)
生年月日1997年7月28日(28歳)
身長175.5cm
体重仕上がり約90kg超
出身地石川県
職業神奈川県消防士
トレーニング歴2017年〜(約7年)
脚トレ歴2023年〜(約2年)
上腕囲51cm
トレーニングパートナー美濃川大
信条「迷ったらキツいほうを選べ」

175.5cmの身長で大会当日に90kg超という数字がいかに規格外かは、一般的な175cm男性の標準体重が約68kg前後であることを考えると一目瞭然です。

その差はなんと20kg以上。

ほぼ全て筋肉です。

また上腕囲51cmは一般的な成人男性(28〜32cm程度)のほぼ2倍近い太さです。

脚トレ歴わずか2年以下で日本一の脚を作り上げたという成長スピードも驚異的です。

28歳・消防士・上腕51cmでミスター日本。プロフィール表だけで「この人、何者だ」と思わせる選手はなかなかいないぞ!

高校サッカー部から消防士へ──「キツいほうを選ぶ」メンタルの原点

プロフィールを見て「すごい選手だな」と思った方も多いと思いますが、扇谷選手の出発点は決して特別なものではありませんでした。

高校ではサッカー部の主将。

大学2年でジムに入会。

社会人になって消防士に。

ここだけ見ると、ごく普通の男性の経歴です。

「迷ったらキツいほうを選べ」——恩師からの言葉

扇谷選手の強さの源を語る上で欠かせないのが、高校時代のサッカー部での経験です。

フィジカル強化のために徹底した走り込みを課されるハードな部活で、主将を務めました。

そこで恩師から授かった言葉が「迷ったら、キツいほうを選べ」

この言葉は今も扇谷選手の判断基準として生き続けています。

扇谷選手は「フィジカルを強くするためにとにかく走り込みをする部活で、結果としてフィジカル面だけでなくメンタル面がかなり強化された」と語っています。

大学2年でジムに入会──筋トレとの出会い

大学2年のとき、扇谷選手はトレーニングジム「チャンピオン平塚」に入会します。

ここで2018年オールジャパン176cm超級優勝の小泉憲治選手に師事し、本格的なトレーニングの基礎を学びました。

「ただただ、かっこいい身体に憧れて、トレーニングを2017年から始めました」という本人の言葉通り、動機はシンプルそのものです。

特別な目標があったわけでも、競技志向があったわけでもなく、純粋に「かっこいい体になりたい」という気持ちからのスタートでした。

消防士という職業を選んだ理由

社会人になった扇谷選手が選んだのは、神奈川県の消防士という道でした。

消防士の勤務形態は特殊です。

基本的に24時間勤務・48時間休みというシフト制で、勤務中は緊急出動に備えながら訓練をこなします。

「仕事が忙しくてトレーニングできない」という言い訳が最も通じそうな職業のひとつといっても過言ではありません。

しかし扇谷選手はこう語っています。

「特別なことは意識していません。仕事のときは仕事に集中し、トレーニングのときはトレーニングやボディビルに集中するだけです。自分だけでなく、みんな働きながらやっている。だから自分も同じようにやるだけです」と。

この言葉、刺さりませんか?「みんな働きながらやっている」それ以上でも以下でもない、シンプルな認識が扇谷選手の強さを支えているんだと思います。

消防士として培われた基礎体力・精神力が、ボディビルのトレーニングにそのまま活きているのは間違いありません。

「消防士という激務がありながら」ではなく、「消防士という激務があるからこそ」強くなれた——それが扇谷選手だぞ!

フィジークからボディビルへ──カテゴリを渡り歩いた軌跡

「かっこいい体になりたい」という純粋な動機からスタートした扇谷選手は、競技の世界でも着実に階段を上っていきます。

大会実績一覧

大会結果
2018年オールジャパン メンズフィジーク 23歳以下級予選落ち
2019年神奈川県メンズフィジーク選手権優勝
2022年オールジャパン マスキュラーフィジーク2位
2023年日本クラシックフィジーク選手権優勝
2024年日本男子ボディビル選手権4位入賞(デビュー戦)
2024年ジュラシックカップ グランドクラス2位
2025年日本男子ボディビル選手権優勝🏆(審査員全員1位票・完全優勝)

初戦の予選落ちから始まった

2018年、オールジャパンのメンズフィジーク23歳以下級に出場した扇谷選手は予選落ちという結果に終わります。

ここが全ての始まりでした。

「メンズフィジーク」「マスキュラーフィジーク」「クラシックフィジーク」「ボディビル」という言葉が並んでいますが、初めて聞く方も多いと思います。簡単に整理しておきましょう。

【フィットネス競技のカテゴリまとめ】

メンズフィジーク:スポーティでかっこいい体のバランスを競う。サーフパンツ姿で審査。
マスキュラーフィジーク:フィジークより筋肉量を重視したカテゴリ。上半身の筋量が評価に影響。
クラシックフィジーク:ボディビルに近いが、体重制限あり。バランスと筋量の両方が問われる。
ボディビル:全身の筋肉量・絞り・対称性を極限まで追求する競技。最も筋量が求められる。
この順番で筋肉量の要求レベルが上がっていくイメージです。扇谷選手はこの全カテゴリを渡り歩きながら、最終的にボディビルで日本一になりました。

予選落ちした翌年、扇谷選手は増量期の食事を1日あたり米5合・肉1kgにノルマ化するという食事改革を断行

翌2019年の神奈川県大会で総合優勝を果たします。

「写真を見比べたときに全然違うなって自分でも驚いた」という本人の言葉通り、たった1年で劇的な変化を遂げました。

カテゴリを上げ続けた結果、日本一へ

2022年にはマスキュラーフィジークで全国2位、2023年にはクラシックフィジークで全国優勝と、カテゴリのハードルを着実に上げながら進化し続けました。

そして2024年、ついにボディビルへ転向。

デビュー戦の日本選手権でいきなり4位入賞という快挙を成し遂げます。

ボディビルのデビュー戦で日本4位というのは、過去の日本ボディビル界でもほとんど前例のない結果です。

2025年——予選落ちから7年で完全優勝

そして2025年10月12日、日本男子ボディビル選手権。

扇谷選手は審査員7人全員から1位票という完全優勝でミスター日本の称号を手にしました。

2018年の予選落ちから7年、ボディビル転向からわずか2年での日本一制覇です。

優勝直後のコメントが印象的でした。

「この結果に、率直にびっくりしています。正直、1位から6位、全部可能性があるなと思っていたので」と、謙虚な一言。

日本一になってなお、自分を客観視できる冷静さがまた扇谷選手らしいです。

なおこの年、春頃の腕の怪我で5月から腕トレ・背中トレが満足にできない状態が続いていました。

それでも「できることを100%やる」姿勢を貫いた結果が完全優勝につながりました。

扇谷開登の「超高密度トレーニング」哲学

「あの肉体はどうやって作られたのか?」——扇谷選手のトレーニングは、ボディビル界でも異色中の異色です。

結論から言うと、扇谷選手のトレーニングは「量より質・1セットに全てを込める超高密度スタイル」が基本です。

基本哲学:「その日、どこの誰よりも頑張ったらOK」

他のトップボディビルダーが3時間以上・30セット以上のトレーニングをこなす中、扇谷選手のメインセットはウォームアップを除いて8〜10セット程度に絞り込まれています。

「少なすぎない?」と感じた方、そこが最大のポイントです。

セット数は少ないですが、1セットの密度が圧倒的に高い。

ドロップセット・ネガティブ・フォーストレップ・レストポーズを組み合わせた「ジャイアントセット」で、1セットに6分30秒以上かけて限界まで追い込みます。

【用語メモ:ジャイアントセットってなに?】

複数の技法を組み合わせて1セットを構成するトレーニング方法です。
ドロップセット:限界まで追い込んだあと、すぐに重量を落として続ける方法。
ネガティブ:重りをゆっくり下ろす動作に重点を置く方法。筋肉への負荷が高まる。
フォーストレップ:自力では上がらなくなった後、パートナーに補助してもらいながら続ける方法。
レストポーズ:数秒休憩してから再開する方法。短い休みで再び限界まで追い込める。
これらを組み合わせることで、1セットで筋肉を極限まで追い詰めます。

「質を形成するのは量」という言葉を扇谷選手は持っていますが、その真意は「セット数をこなすこと」ではなく「1セットの中身を極限まで濃くすること」にあります。

トレーニングパートナーの美濃川大氏が理論的にメニューを組み立て、扇谷選手がそれを「その日、どこの誰よりも頑張ったらOK」というコンセプトで実行します。

部位別トレーニング内容

【脚】レッグプレス493kg

脚トレ歴わずか2年以下で日本一の脚を作り上げた扇谷選手。現在は3種目に絞った高密度スタイルで実施しています。

  • レッグプレス(ハンマーストレングス):493kg×8〜12rep
  • レッグエクステンション(ハンマーストレングス):134kg(フルスタック)×限界まで
  • ダンベルブルガリアンスクワット:片手36kg×10rep

レッグプレス493kgという数字、一般的な男性のレッグプレスの平均が100〜150kg程度であることを考えると、いかに規格外かがわかります。

【肩】シーテッドダンベルショルダープレス44kg

セットごとに「重量を持つ→ストレッチを重視→パンプを重視」と役割を変える独自スタイル。使用重量の伸びが鈍化したことをきっかけに現在のスタイルに変更し、常に進化させ続けています。

【胸】ベンチプレス+プッシュアップ複合

胸は扇谷選手が「弱点」と公言している部位です。パート1・パート2・高重量・中重量の4パターンで頻度多めに実施しています。以前は肘が開きすぎるフォームで肩を痛めた経験もあり、フォームを修正してから大胸筋への刺激が格段に高まったそうです。

【背中】デッドリフト260kg

扇谷選手にとって背中は「最大のストロングポイント」です。広く厚みのある背中には深いセパレーション(筋肉の境界線)が走り、バックポーズで圧倒的な存在感を放ちます。背中トレの核はデッドリフト260kgで、背中については扇谷選手自身がメニューを考え、自分流にやっているそうです。

トレーニングの核心:「キツいことから逃げない」

扇谷選手はトレーニングの哲学についてこう語っています。

「スクワットとかデッドリフトとか、基礎種目って誰にとっても絶対にキツいじゃないですか。苦しいことが一番効果的だと思っているので、それをチョイスしておけば、まず間違いないだろうって考えます」と。

流行りの種目や他の選手のトレーニングを参考にするのではなく、「普遍的にキツいことをやり続ける」という一貫した姿勢。これが上腕51cm・日本一という数字につながっているんです。

扇谷開登の食事法

「あれだけの筋肉を作るには、どんな食事をしているの?」——そう気になった方も多いと思います。

扇谷選手の食事法は、トレーニングと同じくシンプルの極みです。

基本方針:クリーンな食材を量で押す

カロリー計算はせず、主食はご飯・鶏胸肉・鮭・牛肉・卵・納豆というクリーンな食材で固定。

増量期・減量期で食事内容を大きく変えることはなく、基本的には同じものを食べ続けます。

増量期は好きなものを加えたり、たまにお酒も飲む。

減量期は食事の量を減らすことで調整するというシンプルなスタイルです。

「食事はカロリー計算してないとは言え一年中クリーンな食事」というのが扇谷選手の基本スタンスです。

細かく管理するのではなく、食材の質を一定に保ちながら量で調整する——この方針が異次元のバルクを支えています。

転機となった「米5合・肉1kg」ルール

2018年の初大会で予選落ちしたあと、扇谷選手は増量期の食事改革に着手しました。

それが1日あたり米5合・肉1kgのノルマ化です。

「写真を見比べたときに全然違うなって自分でも驚いた。これだけ変わるんだから、この取り組みは違いないんだと感じ取った。なので今も基本的には変えずに続けています」と本人が語るように、この食事ルールは現在も継続中です。

扇谷開登のSNS・メディア情報

「もっと扇谷選手のことを追いかけたい!」という方のために、公式SNSとメディア情報をまとめておきます。

SNS・メディア一覧

メディアアカウント・内容
Instagramogitani_kaito(トレーニング・近況を発信)
FITNESS LOVE「超高密度トレーニング」連載(胸・肩・背・腕・脚)
月刊ボディビルディングトレーニング連載・インタビュー複数掲載
VITUP!大会レポート・密着記事掲載
IRONMAN表紙・特集掲載

InstagramのトレーニングGを一度見てみてくれ。数字だけじゃ伝わらない「怪物」のリアルが見られるぞ!

FAQ──よくある疑問をまとめて解決!

ここまで読んできて「あれ、これってどういうこと?」と思った疑問をまとめて解決します。

扇谷選手に関してよく検索されている質問を中心に答えていきます。

扇谷開登の読み方は?

「おうぎたに かいと」と読みます。苗字が特殊なため読み方がわからない人が多いようです。

検索するときは「おうぎたに」で調べると情報が出てきやすいですよ。

扇谷開登は今も消防士をしているの?

現時点では消防士として勤務しながら競技を続けています。消防士×ボディビル日本一という二足のわらじを実現している選手です。「仕事を辞めて競技に専念する」という選択をせず、本業を続けながら日本一になったという点がまた凄いところですね。

「歩くテストステロン」とは?

テストステロンは男性ホルモンの一種で、筋肉の成長に深く関わります。扇谷選手の規格外の筋量と男らしさを表現したニックネームで、ボディビル界隈で広く使われています。バズーカ岡田(岡田隆教授)が「ただのテストステロン」と評したことでも話題になりました。

ナチュラル(ステロイド不使用)なの?

本人はナチュラルであることを公言しており、JBBFの規定に基づいてドーピング検査を受けています。175.5cmで仕上がり90kg超という数値はナチュラルの限界値を超えているとも言われており、「本当に同じ人間なのか」と疑問を持つ人が続出するほどの規格外さです。ちなみにJBBFは厳格なアンチドーピング規定を設けており、出場選手は定期的に検査を受けています。

まとめ──扇谷開登が体現したもの

最後まで読んでいただきありがとうございます!この記事で紹介したことをざっくりまとめます。

  • 消防士という激務をこなしながら週の休日にジムで限界まで追い込み続けた
  • 予選落ちをきっかけに米5合・肉1kgという食事改革を断行
  • フィジーク→マスキュラーフィジーク→クラシックフィジーク→ボディビルと進化し続けた
  • ボディビル転向2年目で審査員全員1位票の完全優勝・ミスター日本を制覇

扇谷選手の強さの源は「才能」でも「恵まれた環境」でもなく、「キツいことから逃げない」という一貫した姿勢です。予選落ちから日本一まで7年。「迷ったらキツいほうを選べ」を体現し続けた結果が、2025年の完全優勝という形で証明されました。

「その日、どこの誰よりも頑張ったらOK」——扇谷開登選手の答えは、ステージの上で証明されました。

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