「狂気の男」の異名を持つボディビルダー、合戸孝二(ごうど・こうじ)。
身長164cm、70kg級という小柄な体格から放たれる“鉄の塊”のような肉体。
全日本選手権4度制覇、アジア選手権優勝、世界大会入賞。
今回はプロフィールから大会実績、独自の食事理論やトレーニングギアまで、表を多用してわかりやすく深掘りします。
目次
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 合戸 孝二(ごうど こうじ) |
| 生年月日 | 1961年4月1日 |
| 出身 | 静岡県藤枝市 |
| 身長 | 164cm |
| 体重 | 大会時 約70kg オフ期 最大84kg |
| ジム | マッスルハウスGYM(静岡県藤枝市) |
| 現役活動 | 選手・トレーナー・ジム経営者 |
大会実績まとめ
| 年 | 大会名 | 成績 |
|---|---|---|
| 1996 | 日本クラス別選手権 | 優勝 |
| 1998 | アジア選手権 | 準優勝 |
| 1999 | 世界選手権 | 4位 |
| 2000 | アジア選手権 | 準優勝 |
| 2001 | アジア選手権 | 準優勝 |
| 2005 | 全日本ボディビル選手権(ミスター日本) | 優勝 |
| 2007 | 同上 | 優勝 |
| 2008 | 同上 | 優勝 |
| 2009 | 同上 | 優勝 |
| 2010 | 世界選手権 | 6位 |
| 2011 | アジアボディビル選手権 | 優勝 |
| 2011 | アーノルド・アマチュア選手権 | 4位 |
| 2012–2019 | 日本選手権 | 上位常連 |
4度の全日本制覇をはじめ、国内外で安定して上位に食い込む実績を誇る。
クロワッサン理論
合戸流減量法のキモは「軽いものは軽いから体重に乗らない」という独自理論。
科学的には非常識でも、自身の身体で実証した“経験則”が説得力を持ちます。
| 食事タイミング | 内容 | 狙い |
|---|---|---|
| 朝食 | プロテイン+クレアチン入りオレンジジュース | 必要な栄養補給と水分補給 |
| 昼食 | クロワッサン(ジャム付き)×3〜4個 | 軽量かつ糖質補給、満足感キープ |
| 夕食 | 鶏ササミ・マグロなどの減量食少量+サプリ | タンパク質維持&カロリー制限 |
| 間食・補助 | BCAA・プロテインバー | 筋分解防止 |
この組み合わせで1,200〜1,600kcal程度に抑え、ハードトレーニングと両立させる。

ジュラシック木澤さんのYouTubeで対談をしていましたので、見てみて下さい。
失明の危機と信念
1999年、網膜(眼底)出血が発覚。
医師からステロイド治療を勧められたが、ドーピングの疑いを回避するため敢えて拒否。
結果、左目をほぼ失明させながらも競技を継続し、世界大会で4位入賞を果たした。
「視力は失ったが、意志は失わない」
このストイックさが「狂気の男」の所以である。
奥さんとの二人三脚
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| パートナー | 妻:真理子さん(元トレーニー/地方大会優勝経験あり) |
| 出会い | 高校時代にジムでトレーニング仲間として出会う |
| 役割分担 | 合戸選手:メソッド開発・指導 奥さん:大会準備・栄養管理 |
| 現在 | 共同で「マッスルハウスGYM」を経営 |
奥さんの献身的サポートが、合戸選手の挑戦を支え続けている。
ジム運営と後進育成
- マッスルハウスGYM(静岡県藤枝市)を二人で設立・運営
- 定期的に「合戸塾」合宿を主宰し、自ら指導
- JBBF東海支部理事として地域大会の運営にも携わる
60歳を超えた今も現役選手として鍛錬を続け、「生きる伝説」として後進に刺激を与えている。
合戸式パッド ― 胸トレの秘密兵器


| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 形状 | 半円形クッションパッド |
| 主な用途 | ベンチプレス/インクラインベンチ/ダンベルフライ |
| 効果 | 大胸筋への深いストレッチ&パンプを同時に実現 |
| 安全性 | ソフトな素材で怪我リスクを軽減 |
| 開発背景 | 自作→試行錯誤→量産化。クラウドファンディングで話題 |
「狂気の大胸筋」を作る合戸流ギアとして、愛好家の間で高評価。



ゴールドジムにも置いてあるよ
まとめ
合戸孝二は、失明を恐れず競技を続け、非常識とも言える食事理論とギアを生み出した“狂気の男”。
その挑戦の先には、「限界を超える覚悟」と「信念の強さ」という普遍的なメッセージがある。
小柄な巨人が刻んだ狂気と信念の軌跡は、これからも多くのトレーニーに勇気と刺激を与え続けるだろう。








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